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一億の人に一億の母あれど

今は亡き 私の母方の祖母がまだ病床に臥していた頃、
母はとても献身的に年中病院に通っていた。
ある日私もまだ小さかった長女を連れて一緒に病院に行ってみると
祖母の枕元の壁に、見慣れない小さな絵が飾ってあった。
観音様だったかお地蔵様だったか の絵に
 『一億の人に一億の母あれど 我が母に優る母なし』
と書いてあった。
どこで購入したのか、私の母が飾ったらしい。
祖母の前で気丈に振る舞い、せっせと面倒を見ていた母だけど
やはり何歳になっても 
祖母にとっては娘で
祖母は母の母親で…
その絵の言葉にとても心を打たれた。
死を間近にした母親を慕う母を見て、
私は何だか母がただの少女のように見えて
ちょっと涙ぐんだ。
そんな私をまだ幼かった長女がびっくりして見上げたので
泣かずに済んだけど、今考えると娘も私が涙ぐんだのを見て心配したのかもしれない。
親子三代に渡って母親を心配していたのか?

万人が共感するであろう その感動した言葉は
戦争中に海軍特攻隊の人が死に行く前に残した歌(短歌)だと知ったのは
つい最近の事だ。
死を覚悟した人が最後に想ったのは母親。
確かに、本当に
 「我が母に優る母なし」
だったんだろうなと思うと、とても切ない。
そこには、母への愛、母への感謝や、母を誇りに想う強さを感じる。
戦時中の人の感情は私などには想像を絶するものがあったのだろうけど
時代は変わっても、誰にとってもやはり母親は
とても温かく強く大きい存在。
だから今も愛されて語り継がれている歌なんだろう。

そんな歌の存在を私に教えてくれた母親に
最近初期の乳癌が見つかり、今日手術を受けている。
私は情けない事ながら この体では病院にも行けず自宅で信じるばかりだ。
幸い初期という事で術後1週間ほどで退院出来るらしい。
それでも5時間程手術室に入るらしく
娘としてはやはり心配だ…
今まで大病もせず、入院などした事も無い母は
癌が見つかってからもずっと気丈に振舞っていたが
入院する前日、家に用事があって来た時に
冗談混じりに
 「やっぱり手術は怖いよ」と
珍しく弱音を吐いた。
あの日の祖母の病床以来、久しぶりに見た母の少女のような弱さだった。
退院後も、放射線治療などを続けて
これからはずっと癌の転移や再発に恐れながら
生きていかなければならないのだろう。

昨日の夜、旦那と子供達が病院に励ましに行く時に
画用紙に子供達と犬の写真を貼って、
その周りに子供達が
 「おばあちゃん、がんばって」等のメッセージを書いて持って行った。
きっと枕元の壁に貼って眺めているに違いない。
孫を可愛がっている母には何よりの励ましだろう。
まだまだ母には長生きしてもらい
孫の面倒も見てもらわなきゃいけない

でも本当に最期の病床になった時には
今度は私があの歌を母の枕元に飾ってあげたいと思う。



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